知っておきたい美容鍼のデメリット

2022.11.28

国家資格保有者が解説する美容鍼
知っておきたい美容鍼のデメリット

お肌の内側から綺麗になれる美容鍼ですが、デメリットもあります(美容鍼のメリットはこちらのページをぜひご覧ください!)。ですが身体にメスを入れるなどの美容整形などと比べると、美容鍼のリスクはたいへん少ないものです。

『今日は知っておきたい美客鍼のデメリット』をご紹介します。大きくは2つ!

内出血のリスクがある

お顔は毛細血管が多く、他の部位と比べ内出血する可能性も大きくなります。ですので、身体の鍼で内出血したことがないという方でもお顔の鍼では内出血をしてしまう可能性があります。元々持っている体質やその時の体調によって変わることもあります。

ただ鍼を刺すという性質上、内出血は正常な生体反応です。時間が掛かったとしても必ず治りますし、跡には残りません。また血管が壊れて新しく生まれ変わるため、内出血が治った際にはよりツヤツヤと綺麗になったりします。

内出血を考えてのスケジュールで施術を

コンシーラーなどでも隠せないような黒々とした色や濃いめの紫色などの内出血が出来る可能性があります。内出血は何度も施術を重ねたら出来なくなる、というわけではなく毎回内出血する可能性があります。また一番細い鍼でも内出血が出来てしまう方もいらっしゃいます。

内出血をしたら困るというご用事がある場合には、その日程の2週間前(お化粧で隠せるくらい内出血が薄くなってくるだいたいの目安)までに施術を終えることをオススメしています。

施術が痛い可能性がある

デイジーでは6種類ある美容鍼を実際にお試し頂き、どの鍼で施術をするかをお選び頂いておりますが、一番細い鍼でも痛く感じる方もいらっしゃいます。反対に一番太い鍼で大丈夫という方もいらっしゃり、痛みの感じ方は本当に人それぞれです。またお身体の鍼をご経験されておりまったく痛くなかったという方でも、お顔では痛みを感じる場合があります。

細い鍼、少ない本数だと効果がわからない可能性がある

「傷を付けて治す過程を利用する」のが美容鍼の特徴のひとつですが、細い鍼の場合付ける傷が小さくなるため、美容鍼後の即効性や持続性の効果は低くなる可能性があります。効果がよく解らなかった、という方は細い鍼での施術だったからかもしれません。細い鍼である分、痛みは太い鍼に比べると抑えることが出来ます。

太い鍼、本数が多いと刺激が強すぎる可能性がある

太い鍼の場合は細い鍼に比べると付ける傷が大きくなるため、即効性や持続性は高くなります。が、太いということで痛みを感じやすいこと、刺激が強くなり負担に感じる方もいらっしゃいます。

痛くても効果が欲しいと太い鍼を選ばれる方もいらっしゃれば、痛くない方が良いと細い鍼を選ばれる方もいらっしゃいます。「〇〇さんはこの太さだった」からと言って、同じように選ぶ必要はありません太さをどう選ぶのかはご自身で決めていただくと良いかと思います。

その他の美容鍼の注意点

施術の際によく頂くご質問です。

今ある(出来ている)シミ、そばかすには効かないと思って

美容鍼を継続していくと中には薄くなる方もいらっしゃいますが、シミやそばかすは長い年月を掛けて出来てしまったものが多く、基本的には美容鍼での完治はなかなか難しいと言われています。施術後はお顔のくすみが取れて余計に目立ってしまうこともあります。

ただし、シミやそばかすの「予防」は美容鍼ですることが出来ます。シミの原因となるメラニンの排出をターンオーバーで促すことによって今後の予防効果は期待できますので、美容鍼をするということがまったく意味がないというわけではありません。

効果は永遠ではないので、継続していく必要あり

何回やったら良いの?と聞かれることもありますが、美容鍼で感じた効果というのは残念ながら永遠ではありません。例えばニキビのように、ニキビが治ったらそれで終わりで良いという場合には施術を終了して頂いて構いませんが、そうでない場合は基本的には継続となります。

どのぐらいで効果が出るの?

美容鍼は1回の施術でも効果を感じて頂きやすいと思っておりますが、効果の感じ方は人それぞれ個人差があります。また理想とするところにも個人差があるため、ある意味では自己満足という部分も必要となってくるかもしれません。個人的には少なくとも1年以上は定期的に継続して頂いた方が、変化は分かりやすいかと思います。

 鍼に向かない人もいる

鍼に対して恐怖心がある方は、鍼が気持ち良いと感じる方に比べると鍼が合わないと感じることもあるようです。

美容整形などは高額な費用が掛かること、ダウンタイムが存在する、痛みももっと強い

美容整形などのリスクを考え比べると、美容鍼は『自分が本来持っているパワーでキレイになれる健康的な美容法』です。やってしまったあとに「もう元に戻れない」なんていうこともありません。

伸び

上記をご理解頂いた上で、美容鍼を賢くご利用頂けるとたいへん嬉しいです!