マスクを外すと気になるほうれい線とお顔のたるみ

2022.06.21

国家資格保有者が解説する美容鍼

マスク生活が長くなり、ようやく自分のマスク姿に見慣れたこの頃。その分以前より気になるようになったお顔のお悩みがあります。それはほうれい線。マスクを外したときに「あれ、こんなにほうれい線深かった・・？」とふと思ってしまいました！

このように同じ思いを抱えている方は多いのではないでしょうか。

年齢を重ねればほうれい線は仕方がないかな・・と思っていませんか？

シワというと年を重ねたら出てくるものという印象がありますよね。しかし、１０代や２０代の人でも老けて見られてしまう原因のひとつに、ほうれい線が目立つことが理由に挙げられます。となるとここで疑問が！

あれ、ほうれい線はシワで年を重ねたら出てくるものだったはず！若くてもほうれい線が目立つとはどういうこと？？

実はほうれい線はシワではなくたるみから来ているものなんです。つまり、年齢関係なくたるんでしまえばほうれい線は感じられるということ！

まだまだ１０代だから、２０代だからと気を抜いているといつの間にかほうれい線が深くなっているかもしれません・・！

年齢を重ねるとホルモン分泌量が減ったり筋肉や細胞、組織の衰えが起こること、これら上記のトラブルへの対処に時間が掛かってしまうことが多いため、若いときよりもほうれい線が目立ちやすくなる傾向にあります。

この他にも

これらによってもほうれい線の出方は変わってきます。

では、マスクをするようになったことでほうれい線が目立つようになった理由はあるのでしょうか？

答えはYES！全部関係しています。

乾燥：マスク内は自分の呼吸によって蒸気で満たされていて乾燥とは無縁な気がしますよね。ですが蒸気はマスク内の温度を上げることとなり、温度が上がればお肌の水分を蒸発させることへと繋がり、乾燥を引き起こす原因となります。マスクで肌荒れが起こる方は、マスク内が熱く汗をかくことや乾燥を潤そうと皮脂の分泌が増えたことから雑菌が繁殖する状態にあるからなんですね。
肌への物理的なストレス：マスクを付けたり外したりすると摩擦が起こります。この摩擦が肌のバリア機能への攻撃となり、バリア機能の低下が起こります。バリア機能が低下すれば代謝やターンオーバーなどの乱れに繋がりたるみへと繋がります。
精神的なストレス：ストレスが溜まると疲れが取れにくくなったり、睡眠不足やホルモンバランスの乱れが起こることがあります。こうしたことマイナス面は肌にも現れるようになり、肌の不調へと繋がります。

表情筋をうまく使えていない：年齢を重ねることで起こる筋肉や組織の衰え以外にも、マスクをすることで表情筋を使わずに済んでしまう場面が増えた方はほうれい線の原因になっている可能性があります。
老廃物が溜まる：上記のような表情筋の状態やマスクのひもが当たる（擦れる）ことで側頭筋が凝ったり、リモートワークやお家時間が増えたことでスマホ・PCを見る時間も増えたという方は、顔に繋がる首・肩・頭皮の筋肉が凝り固まりやすく、凝るとリンパや血液の流れが滞ってしまいます。そうすると老廃物がうまく排出されず、肌に溜まって残ってしまいます。